こんにちは。
オルビスでは、今年の夏も<本を読むクラス(多読教室)>を水戸市国際交流協会との共催で開催しました。(7月30日、8月6・20・27日)
とっても暑い中、皆さんがんばって来てくれました。
今年は参加者が多くて、にぎやかなクラスになりました。
その中でも日本語入門レベルの方が多く、今までのように一人で読むのが難しい場合もあったため、マンツーマンでサポートしながらの多読活動になりました。
人によっては「読み聞かせ」も取り入れてみました。自分でひらがなを読まなくてもいいので、その分、本の内容に集中できたかな。ひらがながまだスラスラ読めない場合、自分の力で読んでいるとひらがなの練習みたいになってしまい、内容に集中できなくなります。多読はひらがなの勉強ではないので、内容にフォーカスしてもらうために読み聞かせをしてみました。読み聞かせをすると、まだほとんど日本語ができない人でも、1時間ぐらいで7,8冊読むことができました。読んでいると、絵を指差して笑いが出ることで、話を理解し、楽しんでいることがわかりました。そんな姿を見るのは本当にうれしいです。
夏休みということもあり、県内の大学生の参加もありました。参加者も10代が多かったので、歳の近い支援者のサポートがあって、より楽しそうでした。
毎回最後はブックトークをしています。今回は日本語入門レベルの人が多かったので、1番おもしろかった本の中の「1番好きなページ」を紹介してもらいました。
今年からライブラリーにはマットが登場。皆さん、リラックスして、まるで自宅にいるような雰囲気の中で本が読めたのではないかなと思います。車座になってのブックトークは、以前より親近感が増したように感じました。
最後の日の最後に、全員で<にほんごたどく>の「じゃんけん」を読んで、じゃんけん大会をしました。トーナメントで一番になった人にはお菓子のプレゼント!
<にほんごたどく>「じゃんけん」はこちら
多読活動は、準備と片付けがちょっと大変。本はできるだけ探しやすいように、レベル別、カテゴリー別に平置きで並べています。人手が足りないときなど、負担軽減する対策も考えたいです。
<本を読むクラス>がとっても気に入って、終わってしまうことを残念がってくれた参加者もいました。クラスは終わっても、施設のライブラリーではいつでも日本語の本を読むことができます。そして、インターネットでも無料の本がたくさんありますから、自宅で読むこともできます。
この<本を読むクラス>をきっかけにして、日本語で本を読む楽しさに気づいて、どんどん自分で読んでくれるといいなと思っています。
インターネットで読める本はこちら
こちらにもリンクがたくさんあります。
<日本語多読の部屋>
短い時間ですが、笑いが絶えず、皆さんと楽しい時間を過ごしました。(まる)
皆さんが楽しそうに本を読んでいる姿を見ているのは本当に幸せで、楽しかったです!(山)
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