前回のブログでは、政府の多文化共生の取り組みをまとめて紹介している『HarmoniUP!』について書きました。今回は、出入国在留管理庁が作成した外国人のための『生活・仕事ガイドブック』をご紹介します。
『生活・仕事ガイドブック(やさしい日本語版)~日本で生活する外国人のみなさんへ~』/出入国在留管理庁
これは、多言語の『生活・就労ガイドブック』をやさしい日本語にしたものです。多言語は現在、15言語があります。
英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語、タイ語、インドネシア語、ミャンマー語、クメール語、フィリピノ語、モンゴル語、トルコ語、ウクライナ語
内容は盛りだくさんなのですが、目次をちょっと見てみましょう。( )内は、通常の日本語です。
第1章 日本に住むために必要なこと(入国・在留手続)
第2章 市役所、区役所、町役場、村役場(市町村での手続)
第3章 日本で働く(雇用・労働)
第4章 子どもを産んで育てる(出産・子育て)
第5章 教育(教育)
第6章 医療(医療)
第7章 年金・福祉(年金・福祉)
第8章 税金:国や市などに払うお金(税金)
第9章 交通(交通)
第10章 緊急:急な病気や事故・災害:台風や地震(緊急・災害)
第11章 住む家を探す(住居)
第12章 日本の生活(日常生活におけるルール・習慣)
日本語学習については、第5章「教育」の中に「日本語の勉強」として、日本語を勉強する方法やツールなどが紹介されています。
分量は、最後の索引も含め179ページで、かなりのボリュームです。
今はちょうど確定申告の時期ですね。確定申告方法の詳しい説明はありませんが、税務署のリンクなどがあります。
そして、もうすぐ新年度。入学、入社など新しい生活が始まる時期でもありますから、このガイドブックが役立つことがあると思います。
みなさんの周りに必要な人がいたら、紹介してあげてください。
日本語教室で活動している方は、活動にも使えそうですね!
こちらでは、このガイドブックを含めて活動で使えそうなものをいろいろ紹介しています。
<茨城日本語ボランティアネットワーク>
必要な人に必要な情報が届きますように!
(山)
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